2003 館山ツアー・レポート

ほんとうに、ほんと〜〜〜〜にお待たせしました。
4月26、27にあったスティフ館山ツアーが
やっとレポートされます。
レポーターは、J-pon選手!(編集J-222)





ビギナーによる初めての館山ツアーのこれまた初めてのレポート
 
今回のレポートはウインド歴8ヶ月のPonがお届けします。
 食事処「松喜」にて、デジタルデータでレポート提出できる人という理由だけで決まり、半信半疑で進めてまいりますので不適切な表現等はご了承ください・・・・・
それでは、はじまりはじまり…… 4月25日 −ツアー前日−
 朝8時。かなり眠い…館山ツアーに参加するために仕事で完徹。
 お昼に会社を出て、親戚の家に車、プレサージュを借りに行き、帰りがけにStiffによった。今回は会社のバイトさん&大学の後輩である、直井ちゃん♂とピン毛くんがウインドほぼ初めてにして参加するので、店長に二人のウエットを借り、OXBOWのTシャツとにらめっこ、ザキがねらっているシャツをギャグで買ってしまおうかという誘惑に負けず、明日の館山の妄想を膨らませながら家路へ。

 道中僕が思い描いた館山のコンディションは
「風は5.5ジャストで真オン!オン!海面はさすが鏡ヶ浦、ベタベタフラットで波なんてAカップ程度で卑屈すぎ!気温は20℃前後でドライじゃやや暑で今一番売れてます。水は程よく気持ちいい〜」…… っとこんな感じ。
 それはないでしょう〜なんてのり突っ込みしながらお家へ急ぐ。
 家に着き、棟梁(稲葉)のと二人分の道具を積み込み、直井ちゃん♂、ピン毛くんを加えて近所のお好み焼きやにご飯を食べに。スギとオニに連絡を取り、スギ家に5時半集合の約束をし、4人で2時スギに4時半起きを誓い就寝。飲んじゃった。。。。 4月26日(ツアー初日) −道中記−
 予想に反して4時半に目覚める。5時いざ出発!
 ん?・・・・トォ・・・!?エンジンがかからない。なぜ??エンジンロックのランプが点いてる。サイドミラーがよく見えるように道具を積むために助手席を反転させていたのが原因らしい。急いで道具を積み直し、いざ出発・・・5時半です。ピン毛カー・AZワゴンと二台で出発。
 空はどんより曇っており、今にも雨が降り出しそう、って降ってる。しかもかなり降ってきた。風もバンバン吹いてる!ハンドルが持っていかれそうになる。ラジオでは道路封鎖がどうのこうのといってる。どうなるんだ館山!?
 
以前連れってもらった上総湊が脳裏を過ぎる、オニぃ〜またやっちゃったのかな俺達ぃ〜。とにかくスギにで電話。 P:「もしもしスギぃ、助手席がね%&□■☆*※▼〓でさぁ」
スギ:「どうでもいいから。じゃぁデニーズにきて高速降りてņ〒※▼□∋だから」
P:「はーい」

 約30分後デニーズ着。運転しやすいようにいくつかの道具を移し替え、4台で出発。途中コンビニにより朝飯。雨は弱まったが、空模様は相変わらず。はっと横を見るとスギは楽しそうに電話中。こんな時間に電話できるのは・・・あの子か?なんて思っていたら、実は棟梁と暇つぶしに話していたらしい。意味が分からん。こっ、こっ、この鼻毛!!
 国道をひた走り、海岸線を抜け館山に近づくと雨は何とか止んでくれた。でも風はばっちり吹いてる。海もかなり荒れている。って東映のオープニングタイトルじゃねぇかぁ!!
 こんな時はいつも波にもまれて見え隠れする上総でのオニの姿が浮かんでくる。「道具捨てようかと思ったよぉ」確かこんな事を言っていた・・・涙目で。生きてることに感動したらしい。
そんなこんなでついに館山に到着。8時半ごろ。 4月26日(ツアー初日) −到着 am8:00−
 すでに到着してる人の表情が硬い。まさか。。。。
ドアを開けるが重い、風圧で。
タバコは見る見る燃え尽きていく、強風で。
 風に向かって体をあずけスキージャンプのフォームしてみる、できる・・・V字ジャンプができる。波もかなりある。大体胸くらいだろうか?
僕らにとってはほとんどジョーズ。
 
オニは早くも壊れてるし、初チャレンジの二人は血の気が引いて顔が白くなってる。



 でも思い出せ!上総湊を!!あれを思うとそれほどでもって感じがしてきた。乗れそうな気が……。
 みんながこうして海を眺めている中、一人、橋本さんがスプリングを着ている。出る気だ。風は西南西、クロスオン(たぶん)。ウエーブでセイルサイズは4.5〜4.7でいよいよエントリー。「頑張れハッシー!!」
 
勇者様にみんなの声援が飛ぶ。さくっとビーチスタートで乗のるとプレーニングしながらすいすいと波を超えていく。そしてジャンプ。超えて超えてジャンプ。小さくなった橋本さんがジャンプ。もどって来る橋本さんがジャンプ、ジャイブ、。すごいすごすぎる。橋本さんですら、ジャイブが出来ないのか……。
 変な興奮をしてるうちに続々と今回の参加者の方々がそろい、Stiff号を風除けにして設営したテントで受付が行われ、参加賞としていろんなステッカーやカタログなどをもらった。再び集合し、店長の挨拶が始まった。「風が吹いてるので簡単な挨拶で…」とニコニコ顔の店長が皆さんに感謝の気持ちと簡単な連絡事項などつたえた。店長はかなりうずうずしているようで、アドレナリンがすでにでてそうだった。



ポン、V字じゃ〜〜んぷ! 4月26日(ツアー初日) −出廷−もとい、出艇
 いよいよセッティング開始、もちろんセールは持っている中で一番小さい4.5、初卸。その横ではコニさんやオニ、スギらがセッティングしている。オニももちろん一番小さいサイズ……5.5、男だ。
 
店長にセッティングを調整してもらっている間にみんな続々とエントリーしている。ビギナーチーム+コニさんでお互いの助け合いを誓う。
 まずはオニが出て行った・・・ボードを水におき前に一歩、二歩・・・。
早くも波にもまれている・・・あっ!?セイルが変な形に、ハーネスのフックが直撃したらしくマストが真っ二つ・・・・まじ!?!?。なぜかへらへらしながらオニが帰ってくる。オニが笑ってる。

※ :「お〜い、だいじょぶかぁ?」
オニ:「あははは、なんだよぉ〜、まだ何もしてないのにぃ〜、千葉港にかえろぉよぉ〜」  確かに!おまえはまだレディポジションすらとってない。すねまでしかつかってなかった。お・か・え・り、オニ。でもありがとう。すこし楽になった。
 意を決してエントリーすることに、海に入るが道具が前に進まない。行けども行けども波に押し返される。何とかレディーポジションを取るがたってられない、波がボディーブローを打っていく。セイルに風を入れボードにのろうとするが乗ってとたん波が襲いかかる。落ちる、もまれる。稲葉も隣で同じことをしている。シンクロナイズドスイミングか俺らは
 店長が駆け寄ってきてボードをささえてくれて、ビーチのサポートをしてくれたが、たつとこまで行くが力が入りすぎてすぐに沈、すいません店長。

 とりあえず浜に戻る……。



店長じゃ〜〜んぷ!  早々に浜にもどっていた細野さんと戻り座り込んで見学することに。
 ほかの皆さんはほとんどがウエーブで4.0台のセイルをはっている。僕らは超幅広のビギナーボード150リッター。ほかの先輩方は続々とエントリーしていく。そういえば行けたとしてもどうやって帰ってこればいいのだろう?ウォーターできないし、セイルアップは奇跡に近い。コニさんのように大きな弧を描くしかないのだろうか?風は落ちる気配もなく、そうこうしているうちにいつのまにか僕の隣には列ができていた、細野さん、オニ、高浜さん・・・・みんな僕を砂よけにしている!
 海上には店長、祐史プロ、ザキ、ミッキ―、長島さん、福島プロ、大竹さん・・・などツワモノだけが乗っている。華麗な技が数々繰り広げられ、飛んだり、まわったりとすごすぎる、今までしていたウインドはウインドじゃないように思えてきた。
 来たからにはと思い、再びチャレンジ!が惨敗、かなり泳いだ。  その他でもいろいろと事件は起こっていたらしく、この日だけでマストブレイクが5〜6本もあったとか。
 それとの頭ブレイク寸前が大竹さん一名、原因は浜でコニさんのセイルが直撃したらしく、本人曰く「風上にいたのになぁ・・・・??」とのコメント。お大事に。
 日も傾きかけ、初日のウインドは終了。夜の部へ・・・夜はもっと吹きそうな予感。



ナッシュの菱倉さんとホットの王子・福島プロ……海ではクルクル回ってました。



午後からはスラローム&フリーライドコンディション。
その後、ザキとユウジプロはアップで出艇、ザキは最後風上へどんどん走っていた。
あれって、流されてた?
4月26日 (ツアー初夜) −なぎさガーデン− 
 お風呂に順番に入り、晩御飯まではゆっくりすることに。
 どうせお風呂待ちすると思い、お手伝いしたりして、とろとろとして最後に宿に戻る。
案の定、お風呂はすでに最終組でミッキ―、スギ、と入ることに、が、なんだかお湯が黄色い気がする・・・・・・。まさか番長してませんよね!?ね!?。
 風呂上りに外に出て夕涼みしていると、ただならぬ雰囲気の人が一人、アゼさんがいる。
どことなく、落ちつくがなく、そわそわ緊張している。どうしたんだろ??
そこに大竹さんが一言、

「かまっちゃだめ、一人ライブ前で緊張してるから、いっぱいいっぱいだから、アゼさん」

なるほど、どうりで。今年は今夜のライブはブラッキーさんがいない。

「ソロライブじゃないですか!アゼさん」
アゼさん:「言わないの緊張するから。」  晩御飯の準備がととのい、メーカーの方々、祐史プロ、福島プロも含めぎゅうぎゅうづめでみんな着席。この窮屈さがまたいい感じ。思い思いのお酒を手に店長の挨拶をきき、大竹さんの音頭で、「「乾〜〜杯!!!」」
 みんながっつくがっつく!ビールを飲むのも忘れて、ただひたすら腹に入れていく、とにかく腹が減っていた。落ちついてきたところで我に返り、お酒をいただく。  今思えばこのころから吹いてきていた、夜の風が。  お腹いっぱいになり、お酒もいい感じなったころ、ビンゴ大会がはじまった。
 我らが王子、ザキが司会で股・掻(コ・カキ)さんが回し役。僕はなんと一番でビンゴを当ててしまった、中身がわからなくしてあったので、手探りで選び、もらったのはハーネスライン、うれしかった。しかも朝、ハーネスラインが切れてしまったばかりだったので、二重の喜び。続々と当選者がでて、マストケース、インナー、Tシャツ、などなど豪華景品をもらって気分もかなり盛り上がってきた。今回ウインド初チャレンジの直井ちゃん、鳥毛くんもインナーとマストケースをもらい、うれしそうにしていた。(その直後、鳥毛くんのマストケースは僕のものに。)  宴の風もいい感じになったころ、いよいよアゼさんソロライブが始まった。
 緊張していても、さすがはアゼさん、一気にみんなのテンションを引き上げ、最高の盛り上がり。どんどん風が吹きあがっていく。ハードからバラード、いろんな曲が演奏された。
 Stiffのテーマ曲とも言っていい「風なんだよ」が始まったときは盛り上がりも最高潮になり、僕はいつものとおり鳥肌がたった。本当にいい曲です。第2章とか生まれたりしないでしょうか??そんなこんなで惜しまれながらもライブ終了。
 昼間の疲れとライブでののり疲れでライブが終りしばらくすると一人二人とお部屋に沈する人が出てきた。
 少しきつめに座っていたがだんだんゆったりできるようになると、おのおのが席を移動し島がいくつかでき始めた。
 祐史プロ、福島プロの周りにはどことなく女性人が多く、春風が吹いている、どことなく人と人の距離が近く、島も小さく見える。しかしこの島では写真を撮ると、白いお尻が写るらしい。恐い恐い。
 その横ではちびっこ島がおおはしゃぎ、そしてウインドの話に熱を入れ盛り上がる島。みんなが笑って最高の時間が流れていた。
 我らが“コニ島“ではもうすでにババ吹き状態。でも夜のババ吹きはなぜだか乗れる。プレーニングができちゃう。うで十字やかかとおとしが繰り出されたり、顔落書き大会が始まったりととんでもないことが起こっていた、オニの顔はもう別人に書きかえられてるし、僕のStiff・Tシャツの背中のロゴにはみんなの家が書き込まれていた。福島プロの家も書いてあった。島の守り神・コニさんの顔や手にも美しい人体パーツアートが描かれていた。いつのまにか福島プロもこの島の住人になり、コニ神も目を覚ました。というより豹変した。ここから先は、ネット配信には不適切なのでひかえます。祟られます。
 我らがコニ島島民はなぜか島を飛び出し、徒歩で往復1時間以上の道のりをラーメンを求めて出発。総勢12人の大移動。出口で海君も合流し、福島プロが肩車。気持ちよさそう。それを見ていたコニ神が暴れだしたので、コニさんを神輿のように担ぎなぎさガーデンを出発。道中は福島プロの背中に飛びつこうとするコニ神をなだめ、仕方なくかわるがわるおんぶしあげることに。やっと思いでラーメン屋につくが、僕もコニさんも5分で寝てしまった。帰るまでおきなかった。
 やっとの思いで、宿に到着、ご飯を食べた1階の広間で就寝。やっちゃった。 4月26日 (ツアー二日目) −最終日−
 すでに半分の人は食事が終わりかけるころ、起床。頭が重い。まわりでラーメン組が見るからに気持ち悪そうにしている。ラーメン食べなくてよかった。
 朝ご飯を食べ、いざ浜へ。昨日とはうってかわって、穏かな朝。少し曇ってはいるが晴れの予想が出ていた。
 つまり吹いてない。少しまだお酒が残っている頭を抱え集合。朝の店長の挨拶に続き、メーカーの方・祐史プロ・福島プロによる、セイル・ボードなどの試乗道具の紹介が行われた。新モデルやメーカーのコンセプトなどをまじえて次々と説明が続く。頭の重いのも忘れ、食い入るように説明をきいた。キッズセイルはとてもかわいく、が大人とまったく同じつくりになっており、目をひいた。子供のころからこれがあればすごいことになるなっぁ。ねっ、リョウヤ、シュウジ。次におどろいたのがピンタイプとカップタイプのどちらでも使えるというジョイントベース、これはほしい。女性陣から感性が上がったのホットセイルのラメ入りのセイル、今までにない色使いでかわいかった。
 かなりの試乗艇が並べられ、説明もそこそこに、解散し、風もないためのんびりした時間が流れた。スクールにはもってこいとあって、福島プロによるスクールが始まった。
 タイヨウくん、海くん、鳥毛くん、直井ちゃんの4人がスクールで、熱心な指導を受けていた。本当に福島プロの指導は熱心で、常に泳いでつきっきりでタイヨウくん、海くんの指導にあたっていた。いい人だぁ。鳥毛くん、直井ちゃんはとりあえず野放しに。
 その間に僕も出廷(←ど〜してみんな裁判に行きたがるんだろう、編集者弁)し、微風ながらウインドを楽しんだ。途中、風がかわりOFFに。風上に上れず、苦労しながら何とか帰ってくると、まだ取り残されている人が。
「だれだぁ?あれ?」/「オニじゃない?」/「な〜んだ、じゃあいいやぁ。」「オニ上りしてくるでしょう」/「稲葉じゃない?」/「何ですかぁ?呼びましたぁ」
 こんな会話がされるなか、彼は水上スキーをやっていたボートにレスキューされた。最後までハプニングはつき物である。
 風もOFFになったので鳥毛くん、直井ちゃんの面倒を見に行くことに。タイヨウ君・海君はもうかなり乗れている。一方、二十代後半の二人はというと、かなり派手に落ちている、さすが年の功、セイルを水から引き抜いて、その勢いで後ろに後頭部から落ちている。おちっぷりがいい、かなり知能指数は低そうだが。
 僕も福島プロを見習って、泳ぎながらなんちゃって指導をする。OFFなので沖に向かって流されるので、ころあいを見て乗り手交代、僕がセイリングして、彼らが泳ぐ。すばらしく効率がいい指導!基礎体力までつけてあげられる。何とか二人がのれるようになったころ、だんだんお開きムードおのおのが帰路につく。僕らは松喜に集合となり、いろいろな理由で名残惜しいが、一路松喜へ。 4月26日 (最終日) −松喜− 
 道中、一人運転中、とてつもない睡魔が襲ってくるが、「風なんだよ」を大声で熱唱、つづいて、なぜか矢沢を。
 14号でオニとわかれ松喜へ到着。やっぱり最後。
小打ち上げも盛り上がり、気持ちはもう次の6月・マウイツアー。
待ってろマウイ!!そして解散。  今回、店長はじめスタッフの皆さん、ツアーのためにいろいろと準備大変だったと思います。本当にありがとうございました。来年も楽しみにしています。 ―後記―
皆さん、こんなに遅くなって本当にすいません。しかもウインドをあまりやってないのでウインドに関することが薄い。。。。すいません。重ね重ねすいません。
畔上さん、いつしか名誉挽回のチャンスをなにとぞ、なにとぞ。


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