Stiff沖縄ツアー(2004.2.7〜2.11)



オクマに結集した千葉軍団、沖縄・オクマでのハッチャケレポート。
今回のレポーターは千葉のド直線男、浜ちゃんだ〜〜!(編集J222)


 沖縄のことを考えると仕事が手につかない日々が続いていた。そう、仕事場には私の抜け殻しかなかったんである。心はすでにオキナワへ……。私の体より一足先にオキナワへ向かっていたのはココロだけではない。道具を載せた(というか詰め込んだ)2台のハイエースが船に揺られ、我々より先に千葉港を出発している。山盛り道具の積み込みは大変だと思いきや、大竹氏(以下、番長)が段取り良く積んでくれた。番長はいつもクレージだと思っていたが、この時だけは(!?)非常に頼りになる男であった。そして面倒見のいい、コニちゃん・稲葉が船積みを……。みんなスペシャルNICEなチームワ−ク♪。出発する前から色々あり書きたいことは山積みだが、本題へなかなか進まないので、これくらいにして先に進みましょう。
 2月7日、とうとう出発の日がやって来た。当日は羽田空港に17名が集まり、すでに出発している3名を加え合計20名で沖縄に乗り込んだ。7:45羽田発JAL便に乗り、沖縄には10:30に到着した。あっと言う間の2時間である。機中、隣の女性はゴルファーで、今回は高校生プロで有名な人と一緒にゴルフをするみたいである。飛行機には有名な人がいて楽しい、おっとっとっと、また話が脱線してしまった。
 那覇からオクマリゾートまでは高速を飛ばして2時間程度。那覇に到着後すぐに店長に電話。「なにぃ!?5.5で走っている!?」と聞いた。サンデーセイラーにとってその一言は「何が何でも速く来い」と聞こえる。直ぐにレンタカーを拾う。私の車は、他に2人。2人とも小さい子供のいる良いパパであり、いつも安全運転なのであろう。しかし、この時の私は5.5で頭の中いっぱい。2人とも顔色が悪い様に感じたが、気づかいもせず、ただ1つオクマリゾートを目指しとばした。
 案の定、オクマリゾートには一番乗りである。後で聞いたが他の数人は沖縄観光をしながらオクマ入りしたみたいである。ウッシッシ!!吹いているのに!




先発隊はこの日は朝から荷物の開梱。みんなの道具を芝生に並べていました。
まるでエクセルの試乗会みたい!?


 ビーチに到着後直ぐに道具をセット、海には先発隊の3人と杉原祐二プロが走っている。げっ!祐二プロだっ!妙な緊張感が走った。プロがどの程度速いのか、一緒に走れるチャンスは余りない、そこで道場破りの気持ちで、一発勝負してくるかと、杉原プロに直線勝負をいどむ事にした。(私は本気だったが杉原プロは相手にしている感じではなかった)
 私は「ん〜あんまり直線は速くないな。これなら明日のレースは勝てるかも」と思っていた。しかしそれが「傲り」でしかなかったことを後日知ることになる。しかし、その時、まだ杉原プロの実力も分かっていない私は、明日を楽しみにして、夜の宴に走った
 みんな極寒の千葉を離れ、暖かい南の島に来るといつも以上にハイテンションである。顔に海苔を貼ったり、地面に寝た(すでにバカみたいである)とかなり盛り上がった。後で聞いたが泡盛を10升空けてしまったらしい(ここまでくると単なるホントウのおバカである)
 その後も部屋に帰ると宴会が行われていた。みんな凄い!と言うか、ヤケ酒でも飲んでいるかの様である。かくして私は1次会でおわってしまって、部屋に帰るが、頭が☆%△&$である(スグに寝れるハマちゃんが羨ましい……)



 寝たのは11時頃であろうか……パッと目が覚めた。AM5時である。頭が痛い!やばい完全な二日酔いである。このままでは今日のレースどころではない。ジュースを買いに出ると外はまだ暗く、風も吹いている。この調子ならレースも大丈夫と思い部屋に帰る。その時初めてホテルを見た(ってゆ〜か、それまでナニが目に入っていたワケ?)
 
僕たちが宿泊したホテルはオクマリゾートホテルでバンガロータイプ。バンガローと言うと古臭い、カビの匂いのする感じのイメージだが、ここは全く違う。3階建ての家が何軒も建っていて、我々の「家」は3階に2部屋、2階に4部屋、1階に4部屋ぐらいある大きな家。エレベータも付いている!部屋の中はリゾート風の心の落着くきれいな部屋である。いい所をとってくれた店長に思わず感謝した。
 するとその時、何故か私の目に涙が……、
「きっ、気持ち悪い……」 ☆%△&$……吐きそうである。部屋に戻ると私のせいなのか(そ〜〜だそ〜〜だ)他の2人も起きてきた。まだAM6時前。朝食は6時半からなので、それまでミーティング。でもスグにガマンできなくなり、レストランの前で待つことにした(さっきまで「吐きそう」だったヤツはどこへいった〜〜〜)。 そしてレストランのオープンと同時に入店。ジャストスタートの予定だったが、レストランにつくと既に数名の人が朝食にありついている。みんなフライング(=これは是非「リコール」と言って欲しい)だ。我々3人は朝早く起きたせいか、周りの人の3倍くらい朝食をとった(早起き=倍食いという公式はないはず。なぜ食える?)。今度は、違う意味で吐きそうである。(やっぱりコイツらもおバカ〜〜)。
 
朝食を済ませ部屋に戻る頃には……なんと、風が落ちている。さっきまでは小枝が揺れていたのに、今はもう揺れていないではないか。これはやばい!朝飯なんて食っている場合ではなかった!(しかも3倍も)

 レース会場……ウエイティングである。待機している間、みんなでビーチバレーやドッチボール、カタマランヨットで楽しんだ。風がなくても、フットサルやバーべキュー、ボーリング、トランプ……いろいろその場を楽しむことができるのは我々の特技ではあるが、ナゼに、沖縄まできてドッチボールなのか?
 私はカタマランヨットに乗った。経験も無ければ、乗り方など知っている訳がない。
「でも、だいじょ〜ぶ!
オレたちはウインドサーファーだ!」

という、(まったく根拠のない)自信があった。これが、あ〜た、ウィンドより全然簡単。微風でも走るし、とっても面白い乗り物であった。


 少しして、運営スタッフよりファンレースを行う報告があり、チーム対抗レースが始まった。沖縄2チーム、千葉4チームで戦った。スクール艇に3角セイルでレースは始まった。さすが地元チームである、ボードバランスが非常に良く、沖縄チームの圧勝でレースは終わった(千葉チーム、ダサすぎ!←唯一3位に食い込んだのはJ222チーム。エヘン!)
 これでレースが終わったと思ったが、第2回戦が始まった。それはなんとドッチボール(^о^)/。この時の千葉チームは強かった(なぜなら午前中ドッチボールの練習をしていたから)。優勝はコニちゃんチームでサウナ券をゲットしたみたいだった。







 夕方からはパーティーが始まった。総勢40名くらいであろうか、店長恒例のパンストゲームやらトランプゲームで盛上がった。
 1次会が終わり、2次会がスタート。お洒落なバーでビリヤード、ダーツ、カラオケで大盛り上がり。中でも番長はカラオケルームにこもり、18番の軍歌を熱唱している様である。番長が外に出てきた。かなり喉がガラガラである。番長はレースよりもカラオケが大好きみたいである。夜も更けそれぞれに宿へと戻った。



 次の日、風は吹いている!しかし真オフ!? あまり沖に行くと、戻ってくるのに一苦労するであろう。我々3人はこの日もみんなより早く起きて一番ノリであるが、まだだれ1人海にいない。ここは、我々がプレーニングしていれば、誘われてみんなすぐに来ると思い海にでた。手前はガスティー、しかし沖に行くとサイドである。2時間ぐらい乗っただろうか、ようやくみんなも海に入ってきた。祐二プロも遅い出艇だ。

 午後になり、マークを打ってくれた(オクマのスタッフの方、いつも有り難う)。知らないうちに人が集まってマーキングが始まった(イヌのマ……、じゃないよ)。さすが祐二プロである。今までに見たことがないマーキングだ。スピードも速いが、ジャイブ、立ち上がり、ズバ抜けている。今までマーキングは店長が一番うまいと思っていたがそれ以上かもしれない。これが世界を目指すレベルなのか!! インサイドを少しでも開けたら突っ込んでくる。まるでゼロ戦の様だ。店長との兄弟バトルは非常に見応えがある。私が入っても大人と子供ぐらいの差がある。ザキとミッキーも刺激されたみたいで、マーキングがだんだん鋭くなって、キレがでてきたような感じだ。私はもう完敗である。ついていくので精一杯、そんな時足がつり始めた。いい言い訳ができたぞ。これで海から上がっても、OKでしょう。







 一人マーキングから抜け陸上に帰還した。私が上がったあとも1時間ぐらいマーキングは続いていた。あとで祐二プロに言われた、スピードは速いがウィンドはトータルスポーツだと。フムフム・・・まったくその通りである。しかしマークではいくら練習しても勝てる自信も要素もない。私にはスピードだけである。今後もスピードを高め、祐二プロに挑戦していきたい。これが今回の沖縄で痛感、そして課題をもらったことだ。
 みんなはまだ2日あるが、我々3名は明日出発である。明日はご迷惑をかけた丸さん、新さん2人と家族のためにお土産探しをしよう。88でステーキも食べよう。そして今宵また宴会だぁ。



 翌日は午前中軽く海に出て、オクマビーチを後にした。こんな風に祐二プロと一緒にマーク練習なんて普通じゃできない。ましてやありがたいワンポイントアドバイスなど、今回は私だけでなく、みんな何か得たような気がします。来年も行けたら是非行きたいと思います。祐二プロ、沖縄Stiffの皆さんありがとうございました。これからも祐二プロ応援させてもらいますよ〜!! (byハマ〜)


 翌日……ハマ〜がいなくなって、少し広くなった海をみんなで楽しんだ。マーキング練習もしたしカタマランにも乗った。祐史プロがカタマランで疾走し、沈! アップホールラインもないのにひとりでセイルアップに成功したのには、陸上から拍手があがった。なんでもできるんだ、あの人は。また、終始オフ気味だったにもかかわらず、ツアー中、誰も流される人がいないことに、みんなの上達を感じた。
 そして最後の夜。いつもいつも遅くまで飲んだが、この日も、名残を惜しむように楽しく飲んだ。ホントウに楽しかった。オキナワSTIFFのみなさん、オキナワMPGのみなさん、オクマリゾートのスタッフのみなさん、本当に有り難う。また遊んでくださ〜〜〜〜〜〜い!(by J222)



 最終日はのんびりと撤収。天気もよくて気持ちイイ。





 オキナワ Stiffにて。