OKINAWA CUP in 0nna REAL REPORT page3

page1へ page2へ page3へ

1月20日 大会最終日

タイトル:お願いします 投稿者:Ns2  投稿日: 1月20日(日)01時32分28秒

風の神様 お願いします 今日は沖縄サーキット最終日
そして stiff沖縄ツァーの始まりです どうか1週間(は贅沢?)
良い風を沖縄に… そして千葉にも どうかどうかお願いします 
Ns1さん 向こうで待ってます では お土産楽しみに…行ってきます 。(Stiff掲示版より)
「風の神様お願いします」は、みんなの願いだった。アローズのレースセイルは、サイズが6,9までしかない。他社メーカーのライダーが7,5、7,8などを使う中、J-43杉原匡はアローズ最大の6,9を使用。そしてJ-20杉原祐史は終始2カムのドラッグスター7,5を使用。
 今ある道具を使い、自分の力でなんとかしたい。もっともっと吹いてくれれば、小さいセイルでも戦える……。
タイトル:どしゃぶり 投稿者:j−43  投稿日: 1月20日(日)09時15分37秒

今日は朝からどしゃ降りの雨です。昨日は2レース消化しました。私は最初のレース、リコールしてしまい失格!スタートが遅いので早目のスタートをと思い、気持ちだけが先行してしまい、スタートが自分の弱い所と強く実感しました。気を入れ直して2レース目の第一ヒート弟と同じになりこのヒートは勝ちあがりました。 (Stiff掲示版より)
この日、朝から16ノット超の風を計測。しかし、風向が定まらず、雨により視界も悪い。ウエイティングに入る。
午前10時過ぎ、第4レースがスタート。
 第4レース、1ヒート、2ヒートと消化され、J89浅沼選手は5ヒート終了時でファイナル進出を決めていた。その結果次第では総合ベスト16以上も狙える。海面では最後のファイナリストを決めるための第6ヒートが行われていた。しかし、何度もリコール。海上に駆り出た選手が再びスタートエリアに戻り、再スタート。それが何度か繰り返された。浅沼選手は、その時すでにスタート海面にいた。次が自分の出番だと思った。
その時、俺、ものすごく集中していたんですよ。もうこれが最後のレースだと思ってたし、せっかくファイナルに残れていたし。無難にこなすんじゃなくて、絶対、なんか暴れたかった。マークしたのはもちろん浅野則夫。彼のことしか眼中になかった。前のレース、スタートでリコールがあったのは知っていたけれど、則夫は絶対に残ると思ってたし、だから彼がスタート準備に入ったときには、ピッタリ彼をマークしてた。もう、本当にあいつしか見えない……他のことがなんにも見えないほど集中してた。 J89浅沼選手 後日談
 「おおっと、どうしたことか!スタートは切ったものの、人数がひとり多いぞ!これは誰かがヒート間違いを侵しています。いったい誰でしょう。……分かりました。セイルナンバーJ-89浅沼選手ですねぇ。これはどうしたことか。……」
 レース実況、斉藤リョーツ氏の名調子が会場に響き渡る。しかし、その声はレース海面を疾駆する浅沼選手の耳には届いていない。J86浅沼武夫選手、痛恨のヒートミス!
 浅沼選手がファイナルだと思ってスタートを切ったヒートは、もうひとつのピラミッドでファイナリストを決めるセミファイナルだった。そして、そこには浅野則夫がいた。ヒートが止められた時、まだ浅沼選手は自らのヒートミスに気づいていなかった。
 「いったい誰がミスしたんだ!」
とさえ思っていた。自分のヒートミスだと告げられた時、彼は声を上げた。
 「おっ、オレ〜っ!?」
彼の「オキナワカップ」は、その瞬間、終わった。
タイトル:終わりそう 投稿者:j-43  投稿日: 1月20日(日)13時01分18秒

現在午後1時ですが、なんか終わりそうです。今現在、4レースが終わりこれからフリースタイルです。私はスタートがボロボロで、大会前に受け取った板のチューニングに時間がとれず、アローズが6、9までしかなく、ほかの選手は大体7,4から7,8です。上からかぶせられるとかなり辛い状況です。 
(Stiff掲示版より)
 この頃、私たちオキナワツァー組は、すでに会場についていた。ビーチいっぱいにセッティングされた色とりどりのセイル。オキナワに久しぶりに差し込んだ太陽の光。会場に響き渡るフリースタイルの実況アナウンス。華やいだ景色を見ながら、しかし、私たちの心は少し沈んでいた。「千葉勢の成績はどうだったんだ?ファイナルに残っていたハズの浅沼選手のリザルトは?」……。
 ビーチで浅沼選手を見つけた。
 「どうだった?」
 「いや〜、ヒート間違えちゃって……」
 「!!!」 
 「レースは全部終わったの?」
 「いや、このフリースタイルが終わった後、もう1レースあるかもしれない……」
 私たちはとりあえずフリースタイルの競技を、先端の岩場で観戦することにした。風がやや足りない。それでも、各選手は精一杯のパフォーマンスを繰り広げた。思いっきり下らせ、パンピングで加速しながらの低空フォアード。ビーチ際で繰り広げられるバルカン合戦。ヒート終了数秒前でメイクされるギリギリのスポック……。見どころは、あった。しかし、もう少し風が欲しかったのは事実である。そんな中、ダウンウインドの最終レースキャンセルがコールされる。
 ビーチに戻ると、レーサー達はセッティングを解いていた。ひとりで幾セットものセイルを撤収しなくてはならない。私たちは千葉勢の選手達の撤収を手伝った。鈴木コング選手が憔悴した顔をしていた。
 「へこんでる?」 私は彼の肩を揉みながら声をかけた。柔らかくて、とても良い筋肉だと思った。彼は答えた。「エクセルのボードも調子イイ。セイルも調子イイ。俺の体調も調子イイ。……でも、結果にできなかった。いや、へこんでなんていませんよ。課題がハッキリしただけです」
 後日、737岡崎選手は語った。
 「感想? 今後の課題? 課題を見つけるのが課題ですかねぇ。いや、こう書かれるとまるで課題がないくらい速いのかって思われちゃうな。結局、すべてのレベルアップが必要だと思ってます。そのための課題は山ほどあって、でも、いっぺんに全部はできないから、どこに絞るかが問題。自分は仕事もあるし、週末しか練習できない。そしてその週末がいつも吹くとは限らない。そんな状況でも、実戦レース形式の練習をもっとやりたい……」
午後からフリースタイルコンテスト。午後3時、沖縄カップin恩納、すべてのレース&コンテストの終了が告げられた。
 大会は終了した。J89浅沼選手は帰京後、レース引退をほのめかす発言をしたとも伝え聞く。彼にとって、そしておそらく他の選手にとっても、それほど何かを燃やし尽くさずには出場できないのが、沖縄カップなのかもしれない。しかし、ここで、それぞれの十数年に及ぶウインド人生が燃え尽きたわけではない。浅沼選手の発言の真偽は分からないが、彼らの持つウインドへの情熱はこれからも千葉を照らし続けるだろう。
 大会は終了した。しかし、まだ「終わっていないもの」はきっとあるのだろう。そして、そのストーリーを紡ぐ者はいったい誰なのか? それが、今回「観客」であった私たちにとっての課題なのかもしれない。
スティフのステッカーが貼られた杉原祐史選手のアローズTフォース、5,9。このサイズは最後まで使われることはなかった。

ジャパンサーキット年間ランキング

 オキナワカップのリザルトを受け、先日、JPWより2001年度のジャパンサーキット年間ランキングが発表された。1位は連続で浅野則夫。今、すべては彼を中心に回っているのだろうか。J-20杉原祐史は9位。なんとかシングルを確保。そして、この結果により、自動的に3月1〜3日に静岡県御前崎で行われる「マスターオフオマエザキ ダウンウインド」の出場権を獲得した。強風と高波で知られる御前崎に集結し過酷なコンディションの中、ワールドカッパーも招待して行われる、国内最高峰のスーパースラロームである。もちろん、Stiffは万全のサポート体制を組むつもりだ。
 もうひとつ注目することがある。Stiff店長のJ-43杉原匡も22位にランクイン。プロも多く割拠する総勢100名以上の中での成績である。何人ものプロレーサーを押しのけての順位であり、しかも、もし「ショップ店長クラス」というクラスが存在するならば3位に位置すると思われる。それに、兄弟そろってのジャパンサーキットランカーって、今までいたのだろうか。店長、頑張ったね。おめでとう!
 沖縄サーキット&stiffツアーが終わり身体の疲れからも解放されやっと沖縄レポートを書いています。
 今回のサーキットを振り返りまず感じたことは、レースに対しての準備が足らなかったと言う事です。レース前の身体のコンディショニング、道具のチューニングなどが上げられます。身体の方は、レース前は不眠症に悩まされ、それはレース中にも改善されず、眠ろうと意識すればするほど眠れなくなると言う悪循環。道具の方はと言うと沖縄へ送る前日に板が出来上がるという状況で、一回も乗れないまま、大会本番第一ヒートにそのまま実戦投入!大会中にセッティングを出していく感じでした。
 さて、レース内容はライトウインドでセイルサイズも7.3〜7.8て感じ。板の方は、サイズが280位で、形は一昔前のコーススラロームのような形をしている、厚みのあるスラロームボードを多くの選手が持ち込んでいました。私はと言うと、エクセルの一番新しいデザインのスペシャルボードを持ち込みましたが、先ほども言たように時間が欲しかったのが正直な感想です。他の選手の使ってるボードブランドは圧倒的にマイク・スラブと言うサンフランシスコのシェイパーの板に人気があるようです。そのシェイパーの板にケビン、プリチャードが乗ってる影響でしょうか?他のボードメーカーも彼の板をかなり参考にしているようです。
 セイルの方はニール、ガストラがニューモデルを投入してきました。ニールは分からないけど、ガストラは調子がいいように見えました。我がアローズチームはニューモデルが間に合わず、更に現行モデルは、上のサイズが6,9までしかなくニューモデルが間に合わにかったことが悔やまれます。弟のj-20は2カムセイルで戦わなければならなかったのです。ニューモデルは7,3があるそうです。そのセイルがあればj-20はいい成績が取れたと信じています。やはりセイルが小さいとスタートでいいポジション取りが難しく、頑張ってギリギリのスタートを狙うとそれが裏目に出て、急ぎ過ぎるスタート、すなわちリコール=失格! そこですべてが終わるのです。やはり道具が完全であれば少しは心に余裕が出るのです。
 アローズも今月ニューモデルが発売されます。まだまだチャレンジします。継続は力成り!続けていれば結果は付いてくると信じています。stiffのみんなの目標になるよう頑張っていきます。

J-43 杉原より 応援してくださった皆様へ



 

Copyright (C) ウインドサーフィンスクール&ショップ・STIFF All rights reserved.